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天使になった実君。

  • 弟とおどけて・・。
    長男、実は2005年2月10日に生まれて、8月21日に突然に世を去りました・・。 何もできないパパでしたが愛と笑顔をふりまいてくれました。 感謝を込めて綴りたいと思います。

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2008年11月 3日 (月)

ある家族の記録の本を読んで。

お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)

お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)

著者:田岡 由伎         

お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)    最近、図書館で左記の本を借りて読みました。筆者は日本最大の暴力団組長の娘に生まれて、その目を通して、父、母、兄弟を語っているのですが、いわば特殊な家庭にも親子の愛情はありるのだなぁと感じたものです。[愛されてる事を忘れている人へ]とサブタイトルがついていますが、私も職人の子として生を受けてある意味特殊な環境で育ち、自分の人生も家業に組み込まれて育っただけに、今尚、本当に父親だった人にに愛されていたのかとの葛藤に生きているだけに、一般社会の裏側の世界の人の家庭であっても、一般家庭である我が家以上の家族の触れ合いがあった事が羨ましくもあり、ホッとさせてくれる一冊でした。

社会の裏側で生きる人達は、歓迎されない人たちですが、そこにも家庭があり、生き様の良い悪いは別に家族に愛情を注ぎ、家族の為に生計を立てている訳で、かく言う私の元父も戦後の混乱期に、トラさん如く露天商で親、兄弟を養ってきたと聞いてます。その世界に入らなければならない事情もあった人達なのでしょう。

そんな人達が親、子、兄弟の擬似家族的組織を形成していくのは、温かい家庭に恵まれなかった故、家族愛に飢えた故なのかとも考えさせられました。社会から蔑まれて、恐れられもしている人たちだからこそ肉親に対しても一般家庭と同じような教育をして、恥ずかしくない一般社会人に育てたいとしている姿も描かれています。単に社会悪と位置づけするのは簡単ですが、格差社会といった今の世の中でマネーゲームで法をかいくぐる上品な人達も同一線上ではと。

いや彼ら裏社会の人達の方が家庭人として家族を考えている部分も大かもしれません。私達中小零細町工場の職人も大企業からは蔑まれているだけに、著者のお父さんのように家庭は大切に、家庭と稼業には距離をおき家族、子供は巻き込まない生き方は、元父にもそうあって欲しかったなと・・・。

人間の考え様々ですが、職人の世界もある意味で擬似家族でもあり、私にも親父〔親方〕という実の父親以上に尊敬する父もいて、家庭では父親でもあります。実の父であった人には想うままに操られる事で孝養を尽くし果たしたので、今生の縁はなくなりました。親子の関係を永く留めるには家業であっても子供を巻き込まない事がどんなに大切なのだと考えさせられる一冊でした。

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