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天使になった実君。

  • 弟とおどけて・・。
    長男、実は2005年2月10日に生まれて、8月21日に突然に世を去りました・・。 何もできないパパでしたが愛と笑顔をふりまいてくれました。 感謝を込めて綴りたいと思います。

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2012年3月22日 (木)

春の宵に夢再び・・。

繁忙期でめまぐるしい日々を過ごしてますが毎日ゴム印を焼きペタペタ貼って作る事にウンザリする事も・・・これって本当に俺の仕事かっ???

大震災で多くの方が亡くなり家も仕事も失い不安の中で日々過ごす被災者の方を思えば贅沢な事と思うのですが・・。

春は新たなスタートの季節だけに果たせなかった夢を思いつくづくと思います。

ゴム印製造業は家業ゆえに父の急死で嫌々継いだ事もあり心底から天職とは思えず子供のころから毛嫌いしていたのが未だに引っ張っている自分も情けなく早く長男の元へ逝き共に来世へ生まれ変わりたいと思ったり・・。

まぁ鬱状態になるわけですが納得しない生業をしているのはとても重たく思えるのです。

一度でいいから好きな服飾の道に入ってから死にたいと思いますが年齢からして無理なのは分かっているだけに虚しいです・・・。

父は海外で牧場を開きたいと言う夢を誤った国策に寄る戦争に砕かれ、新たな夢として一国一城の主を志して見事にそれを叶えたのですからそれは立派でしたがそこから先が・・。

一人息子の私に跡を継がせようとしたことで父との仲は険悪に・・・死ぬまでの二年間は一度たりとも食事の時間も私はずらして会話らしい事もない仲で母もヤキモキしたものでした。

父が言ってたそうです[飯も一緒に食わないわ、目も合わせずつぶやくだけでもう息子じゃないって顔しやがる・・・あいつのしたい事潰したのは俺で可哀想だが一人息子だから。]

皮肉なものです・・・自分が国と親族に夢を阻まれ次の夢は実現したものの、夢の続きを私に託そうとして私の夢を壊す形で世を去るなんて・・・。

私がしてやれることは息子として父が渡りたかったブラジルへせめて骨だけはと移民船の横浜・氷川丸近くから遺骨を撒いて送ってあげた事くらいです。

父と私の描く未来は全く違ってました・・・[二人とも不幸だ親子になったこと自体が・・。]とある方が言ってましたが的を得ていると・・。

春の宵の夢はそれとして子供もいるので今生は危険な電機ノコギリで台木だけでなく指を削る恐怖に硫黄成分タップリの製版ボードで型取りしてガスを吸い込み寿命を縮めながら生業を続けるために励むのが現実・・。

描いた夢通りに生きられないのは私だけでなく殆どの人が夢を諦めて現実を受け入れて暮らしていると思えば私は我儘だと言われればそうでだと納得しようにも呑みこめずに。

身体には悪くとも物作りとして右から左の利鞘を喰らう物売りより崇高な稼業であることを慰めにお客様に技術を直にお届けして役に立てる事を喜びにして虚しさも悔しさも背負いながら日々進むのでしょう・・夢は思うようにならないものです。

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