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天使になった実君。

  • 弟とおどけて・・。
    長男、実は2005年2月10日に生まれて、8月21日に突然に世を去りました・・。 何もできないパパでしたが愛と笑顔をふりまいてくれました。 感謝を込めて綴りたいと思います。

書籍・雑誌

2009年12月 4日 (金)

死期を悟るとき・・。[死にゆく者からの言葉]

先日テレビで末期医療に携わる医師が死期が近い患者さんの話をされていて興味深く観ていました。本でも読みましたが人は亡くなる前に何らかのメッセージを遺すと・・。

ある患者さんは奥様への感謝の言葉を医師に託した翌日に病状が急変して旅立たれたとか・・その他色々なケースを聞く内に身内の死の直前の事も思い出されました。

元父は健康に自信があり大酒飲みでしたが突然死で世を去ったのでしたが、思い返すと急死する2日ほど前にアパートに戻ろうとする私を引きとめて酒に付きあわした上で昔の苦労話から仕事の話や人の話と色々と話してたと・・・。

母は末期癌で余命幾ばくない事を悟ってましたが、やはり今後の事や孫の事や今までの苦労話など思いのたけを吐露した翌日に容体が悪くなり人工呼吸器を付けられてその後昏睡状態のまま旅立ちました。

二人とも今話さないといけないような何かに駆り立てられるように色々と話していたと・・。

長男も亡くなる前日に業界の仕事で出かける前に抱っこした時に真剣な顔で私の頬を撫でてくれて・・・・これがお別れになろうとは夢にも思いませんでしたが・・。

死を意識している病人の母はおろか、そうでない死など意識するはずもない赤ちゃんの長男や、健康だった元父も新居の落成を楽しみにしてただけに死など意識してないはずなのにと思うと不思議です。

虫の知らせとか埒もない霊的な事以上に動物的本能が死期を悟り、意識しなくとも知らず知らずに周囲に後から考えればあれがと思うような最期のメッセージを遺すのでしょうか・・。

私自身、検診で異常なしといわれても体調が優れないので不安になりますが気のせいであって逆に安心のサインと自分勝手な受け止め方をしたりしてますが(笑)

いずれにせよ普段から心身ともに健康は心掛けたいと・・・人間いつかは死ぬ訳ですから自分は家族にどんなメッセージを遺せるのか考えたりもしました。

死にゆく者からの言葉 (文春文庫)

死にゆく者からの言葉 (文春文庫)

著者:鈴木 秀子

死にゆく者からの言葉 (文春文庫)

2009年3月 9日 (月)

「たった一つの宝物」娘の秋雪君への手紙。

話は昨年に遡るのですが、五年生の長女が授業で「たった一つの宝物」という秋雪君というダウン症で生まれてきて六歳で亡くなった少年と親の話を題材にした道徳の授業で、感想と天国の秋雪君への手紙を書いたのですが、娘の優しい文章に夫婦で涙が止まりませんでした。

文は天国の秋雪君へ6年間病と闘った事への労わりと共に文末に「天国では私の弟と仲良くしてね。」と結んでありました。私の弟・・長女が二年生の時に僅か六ヵ月で突然にして亡くなった弟を常に思っている気持ちが表れていて嬉しくも、そして申し訳なくも思いました。弟の突然の死は二女と共にさぞかしショックだったのだと。

この物語はドラマにもなり小田和正さんの切ないメロディーと共に記憶に刻まれています。秋雪君のご両親も重い病を持って生まれてきた彼を「たった一つの宝物」として大きな愛で育み彼も懸命に6年間を病と闘いながら生きて力尽きました・・。私達も子を亡くすという経験をして御両親の悲しみが身にしみて判ります。先日の学童の卒所式でも亡き長男と子供達を重ね合わせてしまったりしますから。

娘達にとっても娘達なりに思いがあるのだと・・娘の文章は短いながらも優しさに溢れていました。弟との突然の死別という幼い娘達には酷過ぎる悲しい経験が優しい気持ちを培ったように思いました。二女も友達にイヤな思いを続けざまにされても相手の良い面を見て相手を全否定せずにいて優しい気持ちを持っています。共に弟想いで私達親へもハッとすような健気な優しさを示してくれます。

私達も長男を亡くしてから思うのですが、成績優秀とかよりも思いやりと温かみを忘れずに生きていってくれればそれで充分だと。常々「自分がされてイヤな事は他人に絶対しない事!」と教えてきましたがそれも理解してくれているようです。娘達の澱みない優しさ受けているから弟である二男も優しい子に育ってくれると・・・。そう信じてます。そして亡くなった長男も娘の言葉どおり天国で秋雪君やお友達と笑顔でパパ、ママ、兄弟達を見ていてくれたらと優しさ溢れる手紙に思うのでした。

たったひとつのたからもの

著者:加藤 浩美

たったひとつのたからもの

2009年1月24日 (土)

平家物語

昨日の暖かさから一転、寒い朝を迎えました。こんな寒い日は家で読書も良いのではとも思ってしまいます。

私が好きなのは「平家物語」です。何故好きなのかと言うと、平清盛が歴史上の人物の中で好きだからです。貴族社会にあって蔑まされていた武家である清盛の「今に見ていろよ!」といった反骨精神が大好きです。 

清盛が武力と知力で伸し上がり権力を得てから一門の栄耀栄華を極まるゆえに武士としての本来の姿を忘れ貴族化して大衆の支持も失い、反平家の動き高まりやがて滅んでいくといった儚い物語ですが。平安期の華やかな王朝絵巻と中世の荒々しい武士の軍記ものでもあるところが面白いと思います。

格差社会にあって大企業から蔑まされる町工場にいる私ですが、清盛が伸し上がっていく過程に共感を覚えるのはそれゆえかと。 

『驕れるものも久しからずや』高度成長から繁栄を極めた日本も今や4等国に落ちぶれて、政治は何の機能も果たせずにいる今日を見るに「日本国物語り」とか栄華盛衰の戦後絵巻の本でもこの国が消滅でもすれば将来でるのかとも考えました。

平家物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

平家物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

平家物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

2008年11月 3日 (月)

ある家族の記録の本を読んで。

お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)

お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)

著者:田岡 由伎         

お父さんの石けん箱―愛される事を忘れている人へ。 (角川文庫)    最近、図書館で左記の本を借りて読みました。筆者は日本最大の暴力団組長の娘に生まれて、その目を通して、父、母、兄弟を語っているのですが、いわば特殊な家庭にも親子の愛情はありるのだなぁと感じたものです。[愛されてる事を忘れている人へ]とサブタイトルがついていますが、私も職人の子として生を受けてある意味特殊な環境で育ち、自分の人生も家業に組み込まれて育っただけに、今尚、本当に父親だった人にに愛されていたのかとの葛藤に生きているだけに、一般社会の裏側の世界の人の家庭であっても、一般家庭である我が家以上の家族の触れ合いがあった事が羨ましくもあり、ホッとさせてくれる一冊でした。

社会の裏側で生きる人達は、歓迎されない人たちですが、そこにも家庭があり、生き様の良い悪いは別に家族に愛情を注ぎ、家族の為に生計を立てている訳で、かく言う私の元父も戦後の混乱期に、トラさん如く露天商で親、兄弟を養ってきたと聞いてます。その世界に入らなければならない事情もあった人達なのでしょう。

そんな人達が親、子、兄弟の擬似家族的組織を形成していくのは、温かい家庭に恵まれなかった故、家族愛に飢えた故なのかとも考えさせられました。社会から蔑まれて、恐れられもしている人たちだからこそ肉親に対しても一般家庭と同じような教育をして、恥ずかしくない一般社会人に育てたいとしている姿も描かれています。単に社会悪と位置づけするのは簡単ですが、格差社会といった今の世の中でマネーゲームで法をかいくぐる上品な人達も同一線上ではと。

いや彼ら裏社会の人達の方が家庭人として家族を考えている部分も大かもしれません。私達中小零細町工場の職人も大企業からは蔑まれているだけに、著者のお父さんのように家庭は大切に、家庭と稼業には距離をおき家族、子供は巻き込まない生き方は、元父にもそうあって欲しかったなと・・・。

人間の考え様々ですが、職人の世界もある意味で擬似家族でもあり、私にも親父〔親方〕という実の父親以上に尊敬する父もいて、家庭では父親でもあります。実の父であった人には想うままに操られる事で孝養を尽くし果たしたので、今生の縁はなくなりました。親子の関係を永く留めるには家業であっても子供を巻き込まない事がどんなに大切なのだと考えさせられる一冊でした。

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